慢性気管支炎・咳喘息・COPD
咳や痰、息切れが長引いている方、風邪の後に咳だけがなかなか治らない方、それは単なる「風邪」ではなく、慢性気道疾患かもしれません。
当院では、次のような呼吸器の慢性疾患に対応しています。
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慢性気管支炎
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咳喘息
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COPD(慢性閉塞性肺疾患)
これらの病気は年齢や生活習慣とも密接に関係しており、特に喫煙歴のある方や中高年の方に多い傾向があります。いずれも早期発見・治療によって症状の悪化を防ぎ、快適な日常生活を取り戻すことができます。
慢性気管支炎とは
慢性気管支炎は、気管支に慢性的な炎症が起きている状態で、2年以上にわたり、年に少なくとも3ヶ月以上、咳や痰が続く場合に診断されます。
主な症状には以下があります。
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毎朝、痰のからんだ咳が出る
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風邪をひくと悪化しやすい
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冬になると咳がひどくなる
主な原因は喫煙で、長年のタバコによる気道のダメージが蓄積された結果と考えられます。また、大気汚染や職場での粉じん・化学物質なども悪化因子となります。
慢性気管支炎を放置していると、徐々に肺機能が低下し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)へと進行してしまうこともあるため、早めの対策が大切です。
咳喘息とは
咳喘息は、咳だけが出る喘息の一種で、喘鳴(ヒューヒュー音)や息苦しさはあまりないのが特徴です。見た目には「風邪の咳が長引いている」ように見えるため、見逃されやすい病気です。
こんな症状はありませんか?
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風邪の後、咳だけが何週間も続く
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夜間・明け方になると咳が出る
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冷たい空気や会話中に咳き込みやすい
咳喘息は、そのままにしておくと本格的な気管支喘息に移行することもあり、早期に治療を始めることが大切です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
COPDとは、慢性気管支炎や肺気腫が進行して、肺の機能が低下した状態をまとめて表す病名です。
特に40歳以上で、長年タバコを吸ってきた方に多く見られます。
主な症状には次のようなものがあります。
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少し動くだけで息切れする
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長引く咳や痰
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呼吸が浅くなり、息苦しい
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冬に風邪をこじらせやすい
進行すると、日常生活に支障をきたす呼吸困難が現れることもあり、場合によっては在宅酸素療法が必要になることもあります。
ただし、早期に気づき、治療と禁煙を始めることで進行を抑えることができます。
診断方法について
当院では、以下のような検査を組み合わせて診断を行います。
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問診・診察
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スパイロメトリー(肺機能検査)
…肺の容量や空気の流れを測定 -
胸部レントゲン
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呼気一酸化窒素(FeNO)測定(喘息との鑑別に有効)
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血液検査、アレルギー検査
患者さんの症状や背景を丁寧に伺いながら、似た症状を持つ病気との鑑別を大切にしています。
治療法について
それぞれの病気の原因や症状に応じて、治療を組み立てていきます。
1. 慢性気管支炎・COPDの治療
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禁煙:最も重要な治療です
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気管支拡張薬の吸入:気道を広げて呼吸を楽にします(LAMA/LABA)
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去痰薬や抗炎症薬
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定期的な呼吸リハビリテーション
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肺炎球菌・インフルエンザワクチン接種
呼吸機能が改善することで、階段や坂道が楽になる、風邪をひきにくくなるなど、生活の質が上がる方も多くいらっしゃいます。
2. 咳喘息の治療
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吸入ステロイド薬(ICS)
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抗アレルギー薬
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漢方薬(麦門冬湯など)
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生活環境の見直し(埃、冷気などの刺激回避)
咳喘息は治療に対する反応が良い病気です。正しい薬を早く使えば、短期間で症状が落ち着くことが期待できます。
よくある質問
Q1. 咳喘息と風邪の咳はどう違うのですか?
A1. 風邪の咳は1〜2週間で治ることが多いですが、咳喘息は3週間以上続く咳が特徴です。特に夜間や明け方の咳、咳止めが効かない咳は要注意です。
Q2. COPDは治らないのですか?
A2. 残念ながら元の肺に戻すことはできませんが、進行を食い止めることは可能です。禁煙と早期の吸入治療が効果的です。
Q3. 咳が長く続くときはどの診療科に行けばよいですか?
A3. 呼吸器内科または内科にご相談ください。当院では咳・痰・息切れの診療を日常的に行っています。
院長より
咳がなかなか止まらない、息切れが気になる、年齢のせいかな……そんなふうに思っている方はいらっしゃいませんか?
それはもしかすると、慢性の呼吸器疾患が隠れているサインかもしれません。
私たち、なかむら内科・消化器内科クリニックでは、咳や息苦しさの原因を丁寧に探り、それぞれに合った治療を提案しています。JR伊東駅徒歩1分の立地にあり、通院のしやすさにも配慮しております。
「こんなことで病院に行ってもいいのかな?」と思うような症状でも、ぜひお気軽にご相談ください。
