異物刺入(トゲ・釣り針など)
当院では、日常生活やレジャー中に起こる「異物の刺入」にも対応しています。トゲや釣り針、ガラス片などが皮膚に刺さってしまった場合、自己処理が難しいことや感染のリスクもあるため、医療機関での対応が安心です。
「トゲが奥まで入って抜けない」「釣り針が皮膚に引っかかって取れない」「小さな異物を取った後に腫れてきた」などの症状があれば、遠慮なくご相談ください。
異物刺入とは
皮膚や皮下に木片・金属・ガラス・魚のトゲ・釣り針などの異物が入り込んだ状態です。放置すると感染や炎症を起こしたり、異物が中に残ってしまうことがあります。
主な原因と状況
-
園芸中の木片やトゲの刺さり
-
海や川での釣り中に釣り針が皮膚に刺さる
-
ガラス片や金属片を踏んだ・触った
-
子どもが遊んでいて小さな異物が刺さる
主な症状
-
異物刺入部の痛みや腫れ
-
出血や浸出液(膿)
-
押すと異物感がある
-
赤く腫れてくる・熱感がある
応急処置
-
無理に抜こうとしない
-
特に釣り針のような返しがあるものは無理に抜くと傷が広がります
-
-
傷口を水道水で洗う
-
清潔にして感染を予防します
-
-
出血している場合は止血を行う
-
ガーゼなどで圧迫止血します
-
-
絆創膏などで一時的に保護する
医療機関での対応
-
視診および触診で異物の位置確認
-
必要に応じて超音波(エコー)検査やX線撮影
-
無痛処置(局所麻酔)による異物除去
-
抗菌薬の処方(感染予防のため)
-
テタヌス予防の確認とワクチン接種
注意点と予防
-
見えない異物は自己判断せず受診を
-
異物が折れて残ってしまった場合は炎症の原因に
-
アウトドアやガーデニング時は手袋・靴などの防護が有効です
よくある質問
Q1. 異物を自分で抜いたのですが、その後腫れてきました。大丈夫ですか? A1. 残留物や感染の可能性がありますので、念のため受診をおすすめします。
Q2. 釣り針が指に刺さりました。どうすれば? A2. 返しがある釣り針は専用の抜去法が必要です。無理に引き抜かず、医療機関にご相談ください。
Q3. トゲを取ったつもりですが痛みが続いています。 A3. 皮膚の奥に小さな破片が残っている可能性があるため、診察を受けることをおすすめします。
院長より
「なかむら内科・消化器内科クリニック」では、異物刺入のようなちょっとしたけがにも丁寧に対応しています。
無理に処置しようとして悪化させるより、早めに医療機関で安全に対応することが大切です。JR伊東駅から徒歩1分の当院に、安心してご相談ください。