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熱傷(やけど)

当院では、日常的に起こりやすい「やけど(熱傷)」にも丁寧に対応しております。

「お湯がかかって赤くなった」「調理中に手を火に触れてヒリヒリする」「子どもがアイロンに触ってしまった」「水ぶくれができている」など、やけどは日常生活で誰にでも起こる可能性があります。特に軽度のやけどであっても、適切に処置をしないと跡が残ることや感染につながることがあります。

熱傷(やけど)とは

皮膚が熱湯・油・火・蒸気・電気などに触れることで損傷を受けた状態を「熱傷(やけど)」といいます。軽度のやけどは皮膚の表面(表皮)や少し下の層(真皮浅層)までに炎症が留まる状態で、水ぶくれや赤み、ヒリヒリとした痛みを伴います。

熱傷の分類

  • I度熱傷(表皮まで)

    • 赤くなる(紅斑)

    • ヒリヒリとした痛み

    • 通常1週間以内で治癒

  • II度熱傷(真皮まで)

    • 水ぶくれ(水疱)を伴う

    • 痛みが強い

    • 深さにより回復まで数日〜2週間以上かかる

※深いやけど(III度:皮膚全層)や広範囲の場合は専門病院への紹介が必要です。

よくある原因

  • 調理中の火傷(鍋・フライパン・油はね)

  • 湯たんぽや電気毛布による低温やけど

  • アイロンやヘアアイロンの接触

  • 熱い飲み物のこぼれ

  • 日焼けによる熱傷

軽度のやけどの応急処置

  1. すぐに冷やす

    • できるだけ早く流水で10〜30分冷却

    • 冷水で濡らした清潔なタオルをあてるのも可

  2. 水ぶくれは破かない

    • 感染のリスクがあるため、むやみに潰さない

  3. 清潔を保つ

    • 傷口を石けんで軽く洗い、軟膏とガーゼで覆う

医療機関での処置

  • 炎症の程度を評価し、ステロイド外用薬や保湿剤の処方

  • 水ぶくれが破れた場合の二次感染予防処置

  • 痛みが強い場合は鎮痛剤の処方

  • 化膿した場合は抗菌薬の外用や内服

やけどの治りを早めるために

  • 保湿をしっかり行う(乾燥を防ぐ)

  • 紫外線を避ける(色素沈着の予防)

  • 汚れた手で触らない

  • 剥がれかけた皮を無理に取らない

熱傷についてのよくある質問

Q1. 水ぶくれが破れた場合、どうすればよいですか? A1. 清潔に洗浄した後、消毒せずにワセリンや抗生物質軟膏を塗ってガーゼで保護してください。

Q2. 何日くらいで治りますか? A2. I度熱傷なら1週間以内、II度熱傷でも浅いものであれば1〜2週間で回復することが多いです。

Q3. 跡が残らないようにするにはどうしたらよいですか? A3. 保湿と紫外線対策が重要です。色素沈着が心配な場合は早めにご相談ください。

院長より

当院では、やけどでもしっかりと診察を行い、感染予防と跡を残さないための処置を行っています。

やけどは軽く見られがちですが、処置の初期対応がとても大切です。JR伊東駅から徒歩1分の当院では、急なやけどでも気軽にご相談いただけます。どうぞ安心してご来院ください。

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